気圧の急激な変化(特に低気圧の接近や台風の通過など)によって起こるめまいは、耳の奥にある自律神経や感覚器官「内耳(ないじ)」の過剰反応が主な原因です。今日は3つのセルフケアをご紹介していきます。
1. 耳のストレッチ(耳引っ張り&くるくるマッサージ)
気圧変化によるめまいの多くは、内耳の血流が滞り、自律神経が乱れることで起こります。耳周りの血行を促進することで、内耳のリンパ液の流れが改善し、症状の予防や軽減に役立ちます。

やり方
両耳の上の部分をつまみ、上へ5秒引っ張る。
耳の中央をつまみ、横へ5秒引っ張る。
耳たぶをつまみ、下へ5秒引っ張る。
耳全体を優しく前に折りたたんで5秒キープする。
耳全体をつまみながら、後ろに向かってくるくると5回ほど大きく回す。
ポイント: 痛みを感じない程度の心地よい強さで行いましょう。「ちょっとクラクラするな」と感じた初期段階や、低気圧が近づいている予防段階で行うとより効果的です。
2. 「内関(ないかん)」のツボ押し
ツボ押しは、自律神経の不調や平衡感覚の乱れ、乗り物酔いのような不快感に直接アプローチできる手軽なセルフケアです。
ツボの位置(内関)
手首の内側のシワから、指幅3本分肘寄りに下がったところの中央(2本の筋の間)。

やり方
反対側の親指で、やや強めに痛気持ちいいと感じるくらいの力で3〜5秒押し、ゆっくり離します。これを左右それぞれ3〜5回繰り返します。
ポイント: めまいと一緒に吐き気やむかつきを感じる際にも適したツボです。ツボ押し用のリストバンドなどを活用するのもおすすめです。
3. 暗く静かな場所で「頭を固定して」安静にする
めまいが起きてしまったときは、無理に動かず自律神経の興奮を抑えることが最優先です。視覚的な刺激や光・音も症状を悪化させる原因になります。
対処のステップ
部屋の照明を落とし、静かな場所で横になるか、椅子に深めに腰掛けます。
視界の揺れを抑えるため、目を閉じるか、部屋の1点(動かないもの)をじっと見つめます。
横になる場合は、頭を少し高めにして横向き(自分が楽な姿勢)で休むと落ち着きやすくなります。
ポイント: 急に頭を動かすと症状が悪化するため、視線を一定にしてゆっくり呼吸を整えるよう意識しましょう。
セルフケアでもなかなか取り切れない、肩の重みも一緒に感じてしまう時は当サロンの国家資格者による治療コースにて、鍼灸を組み合わせた施術をオススメいたします。指圧だと届かない奥の筋肉や血管を拡げて詰まりを解消していきましょう。
最後に気圧変化によるめまいは自律神経の乱れが主な原因ですが、万が一「激しい頭痛」「手足のしびれ・麻痺」「ろれつが回らない」「激しい激しい吐き気」などを伴う場合は、脳神経外科や耳鼻咽喉科などの医療機関を速やかに受診してください。
