40代女性|6回コース
ご来店時のお悩み
産後、骨盤矯正へ通われていました。
施術を受けた直後は少し楽になるものの、その日の夜、あるいは翌日には元の状態へ戻ってしまう。
一番つらかったのは、坐骨の激痛で一人ではベッドから起き上がれないことでした。
また、
- 子どもを抱っこすると痛みが長引く
- 尿漏れがあり、大容量のパッドが手放せない
- 下腹部がぽっこりしたまま戻らない
- 産前に履いていたズボンがきつい
- 頭痛が週2〜3回あり、頭痛薬をよく飲んでいる
という複数のお悩みを抱えて来店されました。
「坐骨が悪い」のではありませんでした。
初回90分では、痛みのある場所だけではなく、姿勢や日常動作、生活環境まで詳しく確認しました。
すると、日中のデスクワークで、
・お腹を机につける
・左肘に体重を預ける
・骨盤を前へ倒して座る
という姿勢が長時間続いていました。
さらに身体を確認すると、その緊張が寝ている時まで続いている状態でした。
本来、ベッドは身体を休める場所です。
しかし、この方は寝ている間も身体をベッドへ預けられず、筋肉が緊張したまま眠っていました。
つまり、休んでいるはずなのに、身体は休めていなかったのです。
セッションで行ったこと
まずは、身体の緊張をリセットし、ベッドへ身体を預けられる状態をつくりました。
その後、
骨盤を立てて座れる身体づくりを行いながら、
立つ・座る・歩くなど、日常生活の動きを一緒に見直していきました。
私が大切にしているのは、
「施術の時間だけ身体を整えること」ではありません。
毎日の生活の中で、身体に負担をかけにくい使い方を身につけることです。
ホームワークも、一人ひとり違います
ホームワークは、全員同じ内容ではありません。
お仕事や子育て、生活スタイル、身体の状態は一人ひとり違うからです。
そのため私は、
「この方なら、無理なく続けられるかな。」
という視点で内容を考えています。
例えば、この方はデスクワークが中心だったため、
・椅子に座ったままできる30秒のエクササイズ
・朝起きたら1分だけ呼吸を整える
・仕事中の座り方を意識する
・デスク環境を見直す
など、生活の中で自然に取り組める内容をご提案しました。
「毎日30分運動してください。」
ではなく、
“今の生活に無理なく取り入れられること”
を積み重ねることを大切にしています。
身体は、特別な時間だけで変わるものではありません。
日常生活そのものが、身体を整える時間になるようサポートしています。
初回から身体は変わり始めました
初回の施術後、
今まで悩まされていた坐骨の激痛は大きく軽減しました。
さらにセッションを重ねる中で、
・坐骨の痛みがほとんど気にならなくなった
・尿漏れがほとんどなくなり、パッドを使わない日が増えた
・頭痛薬を飲む回数が大幅に減った
・下腹部がすっきりし、産前のズボンがゆるくなった
という変化が現れました。
しかし、私が一番嬉しかったのは、身体の変化だけではありませんでした。
身体への向き合い方が変わった瞬間
2回目のセッションで、お客様がこんなお話をしてくださいました。
「ずっと腰が気にならなかったんですが、ビーズクッションに座ったら腰が痛くなりました。」
そして続けて、
「やっぱり座り方って大事なんですね。」
と話してくださいました。
私はこの言葉を聞いた時、とても嬉しくなりました。
痛みがなくなることも大切です。
でも、それ以上に、
「何をすると身体に負担がかかるのか」
をご自身で感じられるようになったことが、大きな変化だったからです。
ご自身で原因を考え、環境まで変えるようになりました
その後、お客様は仕事中にも変化が現れました。
「どうして私は前かがみになってしまうんだろう?」
そう考えた結果、
「パソコンの文字が小さいから、無意識に前へ近づいているのかもしれない。」
という答えにたどり着きました。
そこから、
・パソコンの文字を大きくする
・肘掛けを使わない
・足がぶら下がらないよう台を置く
・座り姿勢を意識する
など、ご自身で仕事環境を改善されました。
これは私が指示したことではありません。
身体の変化を感じたからこそ、ご自身で考え、工夫できるようになったのです。
お客様の声
「私はかなりの怠け者で、こういった継続して続ける系は続いたことがありませんでした。」
「でも、みきさんが真剣に向き合ってくれていること、私のことを思って変えようとしてくれていることが伝わったので、LINEを見返したり、シートを見返したりして、少しでも取り組もうという前向きな気持ちになれました。」
「姿勢が悪くなっていることにも気づけるようになり、デスク環境まで見直すようになりました。」
施術者コメント
この方は、「産後だから」「骨盤が歪んでいるから」と考えられがちなお悩みでした。
しかし、実際には日中の座り方や身体の使い方が積み重なり、その影響が寝ている姿勢にまで及んでいました。
だから私は、痛みのある坐骨だけを施術するのではなく、
身体全体のバランスを整え、日常生活の姿勢や動作まで一緒に見直しました。
私が一番嬉しかったのは、坐骨の痛みや尿漏れが改善したことだけではありません。
お客様自身が、
「座り方って大事なんですね。」
「この姿勢だから身体が前へ行ってしまうのか。」
と、ご自身の身体を理解し、環境まで変えられるようになったことです。
私は、お客様が自分の身体を知ることが、身体を変える第一歩だと考えています。
身体は、施術の60分だけで変わるものではありません。
立つ、座る、屈む、歩く。
そんな日常生活の積み重ねが、未来の身体をつくります。
だからこそ私は、その場だけ楽になる施術ではなく、ご自身で身体を整えられる力まで身につけていただけるようサポートしています。

