鍼灸治療

体の悩みになぜ鍼灸なのか?
それは西洋医学ではなかなかできない凝り固まった筋肉への直接アプローチがあるからです。
通常、筋肉からくるコリや痛み、シビレは筋線維の周りにある筋膜がねじれて弾力性が失われ、硬くなった筋肉同士に神経が挟まれて起こっていると考えられています。
鍼灸は髪の毛よりも、もっと細い鍼を筋膜やその中の筋線維まで刺して、刺激に対する反射反応をおこさせます。
その反応により、筋膜のねじれを解消し筋肉の弾力性を取り戻すと考えられています。
当サロンでは反射反応が起きた際の独特の感覚「ひびき」をあえて出す方法をとっています。
ですが、あまり日常生活では馴染みのない感覚のため、細心の注意を払い患者様のベストなひびきにいたします。
その都度お聞きしていますが、万が一刺激が強すぎるようならすぐに施術者へお伝えください。

筋肉へ直接アプローチできる!!
鍼は筋肉へ直接アプローチすることにより、マッサージでは中々難しい深部の筋肉、いわゆるインナーマッスルへも効果を出すことができます。
筋肉の周りには筋膜といわれる膜があり、これが筋肉同士の摩擦を防いで滑らかな動きを実現しています。
コリはこの筋膜が捻じれや他の筋膜と癒着をおこし、滑らかな動きを妨げてしまい痛みを発生させています。鍼はこの筋膜に直接刺すことにより、周辺の毛細血管を開き、癒着部分を引きはがし、捻じれ部分を正しい位置へ戻す効果が期待されています。
この他にも東洋医学の気の流れの考え方に基づき、川の流れとその量を調整している水門のようなツボに刺激を入れ、滞っている流れを正しくすると考えられています。

お灸は昔からのやり方ではもぐさの燃える熱刺激で皮膚に極小のやけどをわざと作り、体内の免疫や傷を治そうとする力を活発化させることが目的で行われています。他にももぐさが燃えたときにでるタール成分を皮膚から吸収させることも目的としています。
現在主流の方法は、もぐさと皮膚の間に隙間や物を挟んでやけどはおこさず、熱刺激だけを通す方法が主流となっています。一般的によく使われるのは台座にもぐさがついている台座灸です。これは火をつけて、肌の上に乗せるだけの手軽さがうりで、せんねん灸が有名です。他に皮膚にショウガスライスを置き、その上からもぐさを燃やす隔物灸があります。これは熱でショウガの薬効成分を染み出させ、肌へ吸収させる方法です。
いずれにせよ、熱刺激の強さを調整して、温かさを体に入れる方法となっています。
風邪予防や冷え性などに昔から効果があるといわれ、実際の現場でも行われていることが多いです。

東洋医学では健康な状態を維持することを一つの指針としています。当サロンでもその考え方に倣い、皆様の健康美を維持、取り戻すお手伝いをさせていただきます。